1. |
catalyst
04:57
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取り留めのない言葉が脳裏を過る
誰にも告げぬまま僕は街を出る
積み重ねた日々に何の憂いもなく
君に出会うほどに僕は惹かれてゆく
僅かな憧れに身を焦がれて
言い知れぬ侭時を数えていた
僕等が出逢うまでの間には
ここには何も無かった
一つ信じて一つ期待を裏切る
僕には何一つ赦すことはなく
積み上げた物に何の縁もない
君が笑う度に僕は壊れてゆく
微かに震えた心の隙間
僕は数え切れぬ嘘をついた
見透かされたまま空を漂い
ここまで辿り着いたの
声も聴こえぬ場所で呼びかけて
どこにも行かぬまま時を駆けて
僕等が生きた小さな世界は
永久に見果てぬ夢
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2. |
be light, be shadow
04:48
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ゆうべのネオンに目が眩んだまま
時を忘れて 翳ったこの部屋
朝が来るたびに胸が騒ぐのは
何の理由かを思い出していた
どんなことを一人忘れてきて
慰めのような朝を迎えたの
覆らない日々を受け止めた
振りをしていただけなの
モノクロームの世界から
私をどうか連れ去って
光と影のその先に
差し出すあなたのその手があるなら
私はどこまでも行ける
睫毛の先に雨が溢れて
それをいつしか風が拭っていた
諦めていた日々が色づくのは
あなただから あなただからよ
モノクロームの世界から
私をどうか連れ去って
光と影のその先に
連れ出すあなたのその手に引かれて
私はどこまでも行ける
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3. |
drizzle
05:18
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あなたを思えば夜はこんなに早くやってくるのに
瞼の裏で霞みゆく光は月の影に身を隠した
雨に濡れた東京の街 甘い記憶がふと蘇る
あなたがさした傘に身を寄せ歩いたあの日を 忘れない
夜風に揺れてた帳を開けて 何を探すでもなく
雨雲が去った後の残り香はまるで 遠い昔の夢みたいさ
白く曇る東京の街 思い出していたあなたの背中
途切れた雲を見上げた先に 面影を少し 探していた
雨に濡れた東京の街 甘い記憶がふと蘇る
あなたがさした傘に身を寄せ歩いたあの日を 忘れない
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